劇場にて。
こんな青春の描き方もあるんだと思った。特に大きな出来事が起こるわけではなく、本当に日常の小さなきっかけで、ほんの昨日まで狭かった世界がぐんぐんと広がっていく。努力をしたからこう、とか怠惰だったからこう、って理由づけなんて、現実にはとても少ない。
これを運命ととらえることも、ただの偶然と思うこともできる、それをこちらに委ねてくれるのもとてもよい。
こんなにもゆったりと、ただしっかりと心の青春を丁寧に描くと、こんなにも柔らかくて芯の固いものになるんだって
見終わった後はぁってため息がでた。
ただ、ほんとうに小さなことの積み重ねと、登場人物がすこーしずつ変わっていく様だけなので、邦画が好きじゃないと飽きちゃうかもな。
最近はまり始めた高杉くん、どこまで伸びるだろう。虹色デイズみたいな脇も、今回のような主演も出来ちゃう子あんまりいないんだよな、脇でもオーラが出すぎちゃったり、主演だと物足りなかったりして。まだ身体がめちゃくちゃメンズになってないところもいい。彼の次の作品楽しみだな〜