このレビューはネタバレを含みます
哲学講義の先生に勧められて鑑賞。
観る前から「この主人公は人生を選択したり戻ったり出来る能力があると思うんだよね」って聞いちゃってたから、一見意味を成さない断片的な描写も意味を含めて観れた。
そうか9歳の少年はその選んだ生が嫌になったから分岐点に帰ってきたわけじゃない、ちゃんとどの生の苦しみにもしっかり向き合ってるんだ。ちゃんと死ぬまでその生を見てから帰ってきてるだけだ。だから“every path is right paths”って言えるんだ。
その最高齢がおじいちゃんで、あり得た可能性の最後の一つが終わったから用が済んで元(9歳)にもどったんだ。
おじいちゃんの回想物語じゃなくて、違った人生が濃すぎて特性的に回想してしまうだけだったのかな。
火星もまたあり得た可能性の一つでもあったのかな、
この映画のポスターが結局アンナってことは、あのおじいちゃんまで生きた可能性の回はアンナと幸せになったのかな。顔に傷も無いし、最後戻るときもアンナいたし。
描写は少しきついところとか長いなって思ったけど描こうとしてる世界がわかったから面白かった。好きなセリフもたくさんあった。