このレビューはネタバレを含みます
それは究極の選択に迫られた9歳の男の子が創造した世界。2つの枝分かれから始まり、樹形図はより茂り細分化されていくわけですがこの圧倒的数に枝分かれした人生を、混乱を招かずに描ける監督のアタマは一体どうなっているのか。いやきっと混乱して何度も書き直したに違いない。序盤に出てきた意味の分からないカットの数々が後半で突然挿入されて繋がり、意味を生む瞬間に息を呑む。二ヶ月前に転職し、それこそ2つの候補のうち今の職場を選んだ自分にとっては胸に迫るセリフが多かった。何を選んでも、きっと正解だったと思いたい。
劇中で突然、セリフが文字化(あの字体何て言うの?)して画面横からスライドインしてくる演出やっぱ好き