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ミスター・ノーバディのshioのレビュー・感想・評価

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)
4.0
うん。
この映画凄い✨
映画というより今まで見た事のない美術品を観た時のような衝撃。笑

みなさんと違うかもしれないけど、
私が一番感じたのはSFより愛だった。笑
ロマンチックさまで感じた♡

パラレルワールドにバタフライ効果や心理学的なものも含まれてたり、知らないと理解出来ない理論づくめでもあり、きっと、「どういう事?どうなってるの?それで?」って答えを100%で求める人は思うだろうモヤモヤ感。

多分、人によって刺さる部分が違く、観た回数によっても思う事が変わる映画だと思う♡
そして自分のその時のモチベーションによっても違う気がする。

でも、この映画の凄いところって、見終わった後に、色んな人がどんな事なんだろうって考えさせられるところなのかなーって思った♡
『ほー楽しかった♡』
とか、
『怖かったー(;_;)』
なんて感想じゃ終われないこの感じ。
なかなか味わえない♡

人生は選択で出来ていて、ちょっとした出来事でも未来が変わってくる。
そしてそれが自分の歴史となって最後に自分というものになる。
うん、難しい。笑

あの時こうしてたらどうなってたんだろー。失敗したかなー。もっと幸せだったかなー。あの頃に戻りたい!
なんてたまに思う事もあるけど、現実は未来を見て選べない。でも、見たら、知ってたら、動けなくなっちゃうんだろうなー。
色んなことを乗り越えるからこそ“自分”が出来ていくんだと再確認。

そういえば、予言できる占い師さんも、
『未来のこと見えるけど、はっきりとそれを知ってしまったら今のどうしようって悩んでいる辛い時間から学んだことが無くなって、次の選択に影響する』って言ってたなー♡笑

この映画では、初めて大きな別れ道だったのが9歳のニモであり、未来の設計者。
主人公ニモの人生はどれも山あり谷ありで楽な道なんてないけど、最後に笑って死ねるのは、その中でも愛の強い道なんだ♡って感じた笑

『時間は物事に順序を与えるもの』
このセリフにグッときた✨
不老不死だったら全て後回しにして何もしなくなっちゃうだろうなー。笑
1歳1歳の限られた時間、1日24時間。
平等に決まってる時間があるからこそ、行動に移すんだろうなー♡
ニモも言ってたね!
言える時に言うんだー!的な愛してる♡
単純なようで深い。笑

この映画、脚本に7年も掛かってるんだね!ほんとによく出来てる(;_;)

映像美と音楽も良かった♡
この映画の真実、いろんな推測が出来るけど、正解はないんじゃないかなって思ったから、私にはほっこり映画に感じました(^^)♡
身構えず、フラットな状態で見てほしい。
また一ヶ月後くらいに観たいな♡笑
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