答えは沈黙。
住み込みで何かしら精神的な問題を抱えた子供の世話をし、治ったら次の子へ向かう感じの看護師のお姉さん。今回向かった先は古城に住む少年の元。7ヶ月前に母を亡くして以降、全く笑うことも泣くことも喋ることもしなくなったと言う。少年の父は「みんな最初は自信たっぷりだ」「あの沈黙は効くぞ」と今まで何人も辞めていったことを告げる。
早速、少年のケアに入る看護師ちゃんだったが、聞きしに勝る沈黙具合であの手この手が何にも効かない。めげそう。少年は夜な夜な壁に耳を当て、何かを聞いている。父によると母が壁の中にいると思ってるんだろうとのこと。幻聴だと切り捨てたものの、少年の世話を続ける内に確かに何か聞こえるようになって…みたいな。
お城の雰囲気もあって不思議ゴシックなホラー。少年の沈黙演技が上手で、本当に全く喋らないんだけど表情でかなり伝わってくるのが凄い。あんまり展開は無いけど後半からは中々よかった。
個人的に気に入ったのは、生きた猫を魔除け代わりに壁に埋めてたという話と、ヌードモデルして興奮して一人ベッドで自慰する看護師ちゃんと、埋められる悪夢の看護師ちゃんのえっちさです。