バードボックスを見た後にレビューを漁っていたら「視覚版のクワイエットプレイス」的なコメントが散見されたので視聴。音を出すと聴覚の鋭い怪物に襲われる、でも自然音などでかき消されれば大丈夫、聴覚が鋭いが故にハウリングが弱点というシンプルながら納得のいく設定で、全編を通して緊張と緩和のバランスが良く、その中で家族の絆を見せるやり方もうまく面白かった。
この状況で呑気に子作りしてんじゃねえ、出産時と赤子の泣き声で緊張感を出す狙いがみえみえじゃねえかという気もしなくはないが、いつまでこの状態が続くかわからない中で子供を産み育て未来に繋げていく家族を描くこと自体に意味があったと好意的に解釈しましょうか。
