EDDIE

クワイエット・プレイスのEDDIEのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.7
音の出せない恐怖。最近多いシチュエーション映画の中でも特にヒットした作品。やっと観れました。

公開当時はプロモーションも頑張っていて、予告もよく目にしていました。しかし、ネガティブレビューをいくつか読んでしまったこともあり、自分の中で優先順位が下がってしまいそのままに…。

ビデオマーケット2000ポイントプレゼントに合わせて劇場で観れてない直近の映画を観ようシリーズ開催中で、ついに鑑賞が実現しました。

ただやはりこれは劇場で観た方がそのハラハラしたスリルをより味わえるなと感じました。あの静かな劇場で、音を出してはならないという恐怖とその状況を鑑賞客と共有できる一体感。これを味わわなかったのは我ながら勿体無いことをしたと。

作品自体には突っ込みどころは当然ながらあります。パタパタと揺れる新聞の音には反応しないし、そもそもアメリカの軍隊は何してんだとか、結末観た後に感じたのは国を挙げて対応すればもっとどうにかなっただろうとか。それじゃ映画にならないんですけどね(笑)一応人の声や物音とそれ以外は聞き分けていたのかな?あの盲目のクリーチャーもなかなかに気色悪いですが、もうエミリー・ブラントが赤ちゃん産んだときは「もう詰んだ」って思いましたよ。
だけど、家族愛に共感する作品でもあったかなと。冒頭でかなりキツい描写がありますが、クライマックスは父親リーを演じるジョン・クラシンスキーの選択が涙を誘いました。いや、涙は出なかったんですけどね、多分これ劇場で観てたら結構きてたかもしれません。

総じて突っ込みどころは多いものの、十分に楽しめる作品でした。
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