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ある女流作家の罪と罰のwantaroのレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
3.8
小汚いおばさんが見苦しくもがく映画なので、耐えられない人はつまらなく感じるかもしれない。
私はすごく好きだった。絵面が綺麗じゃないから、また見たいと思うかはさておき。
アル中貧乏、友達なし。一流作家のはずなのに、自己肯定感が低く不幸。支えは猫だけ。
不幸さが、顔にも身なりにも部屋にも現れていて辛い。
それでも、犯罪にはなったが、自分の良さが自分で認められるようになっていく姿が良かった。
彼女と一緒に私も悪態をつきながら話したい。楽しそう。
音楽がとてもしみじみと良い。全体の色使いと調和している。

邦題の「女流作家」が気に入らない。なぜ「作家」ではだめなのか。
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