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四月の永い夢のRIOのレビュー・感想・評価

四月の永い夢(2017年製作の映画)
3.8
初海の無理に笑う顔が可愛い

突然居なくなった人
向き合うことで前に進める

息子を亡くした母親が人生は多くのものを得るのではなく失っていくことなんじゃないかと言ってたのは哀しみの深さを伺える
不思議ですが失うことで元々多くのものを与えられていたという事に気づいていくことなんじゃないかと聞こえた

詩を読む力も封印された
世界が真っ白になってしまうほどの永い夢

失くしたものと向き合っていく時間
それから再生していく時間
赤い靴の大好きな曲をやっと聴けたのに途中で止めた気持ちが分かるような気がした
誰に何と言われようと向き合うには時が必要なんです

蓮の花が咲くような清らかな朝倉あきの声がとても好き

追憶というだけではなく
時間が膨大にかかってしまってるけど向き合うことの貴さを受け取れました
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