四月の永い夢の作品情報・感想・評価・動画配信

「四月の永い夢」に投稿された感想・評価

まゆ

まゆの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なにかを失ったとき、実はとっても大切ものを、
間違いなく得てると言うありきたりなことがこの上なく
生々しく痛感できる美しい映画。

青柳文子ちゃん愛💓
さひろ

さひろの感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

「私は光をにぎっている」がめちゃくちゃ良かったのでこちらを見てみたけど、やっぱり好きなタイプの映画作りする監督さんだなぁ。
作り方がめちゃくちゃ丁寧。感情をグイグイ揺さぶらず、じんわりと感動するタイプの映画。テンポはいいけれど、見せるところはしっかり見せるし、多くを語らないけれど、解釈を完全に視聴者に投げるわけでもない。言いたいことがなんとなくわかる。うまく作ってるなぁ。
セリフの一言一言を大事にしてるなって感じが伝わってきた。沈黙を挟むことによってセリフの重みを増した気がする。空間とか間を意識した作り方のように感じてかなり好きです。

春から夏になるシーン、めっちゃ好きですね。ラジオに失恋話投稿したのはデリカシーなさすぎないか?と思ったが、最後の最後合点がいったな。そういう粋な展開ですぐカタルシスを感じてしまうな。
jtokuno

jtokunoの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

描写がとてもきれい。
東京の日常の心地よいところだけが
映し出されているよう。
特に夏の東京の爽やかさを
感じられるようで、
みていてとても気持ちがいい。
(海街ダイアリーみたい)

主人公とくまたろうさんが
2人で話すときの雰囲気が
たまらなくよかった。
見ているこちらが恥ずかしくなるぐらい
リアル。

人生、つっかえていることを
一つ一つ解消しないと
前には進めないんだなと。
関係性をお母さんに打ち明けられたから
最後のシーンでクスッと笑えたのかなと。

「人生は何かを獲得するものではなく、
失っていくこと。その度に本当の自分自身を発見していくしかない」

ただ、二人の関係について
いまいちよくわからなかったのが
残念。

“書を持ち僕は旅に出る”
リ

リの感想・評価

4.0
覚めない夢をただようような
曖昧な春の陽射しに閉ざされて
わたしはずっと
その四月の中にいた
エルトポの第2のマイスターが人生は失うことだって言ってたっけかなぁ。。
失ったものを優しく包み込むような、暖かいタッチの映像たち。
音楽にも物語らせたい作家なんだろう。
この映像と音楽を駆使すると、起伏があまりない本作のストーリーを、雰囲気でエンディングまで引っ張っていくことができるんですね。
文語と口語が交錯する位置にあって月面みたく重力が地球から解放され魂は21グラムから3.5グラムまで軽く設定変換されてるような心象風景。ドロップするシネフィル文法、チルアウト。
knkne

knkneの感想・評価

3.9
僕が死んだならあの人を白い世界へと閉じ込めて時を止めてしまわないだろうか。僕はあなたにすぐに忘れてはくれまいかと願う。喪うことでまたあなたが生を実感してくれるのならばの想い。
永い夢から覚ますは耳から聞こえる言葉、目で読む言葉。心の棘を抜き取るのは行動。
回りくどい伝え方がむしろ好転する場合もある。

主演の朝倉あきがいい。無添加な、作り込まれていない透明感を持った女性がそこにいた。それでありながら少しばかりの大人っぽさや怪訝そうな表情が役にぴったりである。
元TBSで現在フリーアナウンサーの宇垣美里は透明感についてこう語っている。「生きているとどうしても出てくる、濁りや淀み、疲れ、生活感のようなものを感じさせない存在であること。ある種の人間味のなさが透明感なのかなって思います。(中略)美しい自分を装うのではなくて、自然体のありのままで、存在として美しいこと。晴れた日の公園が似合うような人」
今作での彼女は劇中で生活感は見せられていたものの、これらのほとんどに該当している。世のほとんどの男が彼女にしたい女性というのはこういった女性なのかもしれない。浴衣が似合い、時折見せる芯の強さと押し付けがましくない嫌味のない優しさがあり儚さや朧気の中にある美しさ。そんな日本人女性らしい美がそこにあった。
監督もきっと時間の許す限り彼女を撮っていたかっただろう。というか何割か監督のフェチ入ってるでしょ。喫茶店でクリームソーダ頼んだり図書館で少しうとうとしてる感じとかカサブランカを1人で観に行くようなとことか。押しに少し弱いところとか。湯上り、湯船のショット多いとこなんかもそうじゃない?
トリビアの泉のコーナーで僕が小学生ながらに好きだった(大人になってから見るともっといい)ガセビアの沼というのがありまして様々なシチュエーションで綺麗な女性が「うそつき」と言うのがあってそれに近いものを感じる。

Facebookというワードから間違いなく時代は2010年代なのだろうが机などの家具や扇風機の古さ、ラジカセや服装といった小道具や衣装から昭和感がする。このギャップはむしろいい。
柔らかなセリフはいいのだがたまに首を傾げるような部分もある。
それぞれのキャラ設定の掘り下げが甘い気がしてしまい朝倉あきのPV感が出てしまっているのが残念である。余白を残すのと説明不足は違う。
あと手紙のテロップは完全に悪手。その後自分で読んでるのに、、、
でも何よりも朝倉あきの魅力の加点がこの作品を大きく押し上げる要素だったことに変わりない。
ラストの表情をまた引き出せるように彼には、また監督には今後も僅かばかりの期待をしたいと思う。
マオ

マオの感想・評価

3.0
“ ふと目を覚ますと、私の世界は真っ白なまま
冷めない夢を彷徨うような
曖昧な春の日差しに閉ざされて
私はずっと、その四月の中にいた ”

3年前に彼を失った初海。
真っ直ぐに明るく生きる反面、空虚感と喪失感だけが身体に残る。
ああ、もうこんなにも暑かったんだと、夏の暑さを感じることや、光の眩しさに気付けることの喜び。いつまでも続く夢から覚めて、周りを見渡して、彼女の世界が少しずつ動き出していく様子の描き方というか、暗闇を照らし始める光の捉え方がやっぱりすごく好きだなと思った。
“生きている” を実感する。

失い続ける中で本当の自分自信を発見していく、
この言葉にハッとさせられた。
好き嫌い分かれるだろうけど、柔らかな言葉たちが、美しい声と共に静かに身体に溶けこんでいくのが心地よい。

心踊る出来事があった時に聞く好きな歌って最高だよね。浴衣でるんるんと踊る初海がすごく美しかった。
「志熊さんは不思議な人だ。」
この台詞とこの時の表情がなぜかすごく印象的。
ラストがすごく好きだった。

季節感や空気感、映像越しに温度を感じる。
昭和感漂う家や小物、銭湯や手拭い染めなどの古き良き日本特有の繊細で丁寧な部分が本当に魅力的で素敵。

「静かな雨」で中川監督の考え方や表現に魅了されたので、ずっと気になってたこちらから鑑賞。
「わたしは光をにぎっている」も後日見に行きます。
Jo

Joの感想・評価

4.0
全体的にゆったりとした映画、でも決してダラダラとしてる訳ではなかった。映像が綺麗。
TAKUMARO

TAKUMAROの感想・評価

3.7
記録用
(劇場観賞済み、DVD)
2020年ソフト観賞記録-034
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