ぺんじん

トップガン マーヴェリックのぺんじんのレビュー・感想・評価

4.4
帰ってきた寅さ…じゃなかったマーベリックことトム・クルーズ!『トップガン』久々の続編は「マーベリック、父になる」だ!
オープニングなど前作をなぞりつつも、マーベリックと亡き相棒の息子との関係性をメインにするなど、前作と鏡のような作りになっている。本当に俳優をコックピットに乗せたりと大迫力の戦闘機の戦闘シーンはもちろん、前作ではイマイチ分かりにくかった作戦背景を丁寧に説明してくれている!懐かしさを押し出しつつも、久しぶりに映画を観た人にも分かりやすいような親切設計が嬉しい!
フーテンの寅さんばりに出世もせず、家庭も持たず、かなりヤンチャに生きてきたマーベリック。自分自身も父を亡くしたマーベリックが、同じく父を亡くしたルースターたちのために一肌脱ぐ!ここはヤンチャおじさんが郷愁を覚える感じもあるし、かつてバリバリに世界の警察として各地を飛び回っていた「アメリカ」に対するノスタルジーを覚える部分でもあるよね。
前作と鏡のようなストーリーだったから、もしや…と思ったけど、ストーリーは思わぬ展開に!そう来たか…いや〜これは『バトルシップ』!そして『ロッキー4』リバイバル!テクノロジーでは無く、古き良きマシンとテクニックが勝つのだ!
それにしてもヴァル・キルマー出れて良かった…良い役…。ジェニファー・コネリー姐さんは美しいし、トム・クルーズはムキムキだしで最高!エド・ハリスが出てくるのも良いよな〜。
こんな危険なミッションなのに若手ばっかり出てくるのは気になるけど、そこは『トップガン』という事でご愛嬌。
父から子へ。失われつつある大国アメリカへのノスタルジーに満ちた物語。
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