パンプキンローラー

トップガン マーヴェリックのパンプキンローラーのレビュー・感想・評価

4.8
大ヒットした前作の「トップガン」は昔、一回見ただけで、ストーリーははっきり覚えていないんですが…。 今回の「マーヴェリック」は、4DXで見るのがスゴイよ、と言われたので、4DX2D、初体験してみました。

予想以上に激しく揺れるわ、水がかかるわ、風が当たるし、何かの匂いまで漂ってくるし、まるで遊園地のアトラクションのようでした。 この作品だから、こういう鑑賞の仕方で 「あ〜面白かった〜〜」 と言えますけど、これは純粋な映画鑑賞体験とは別物ですね。
というわけで今回は、( 映画鑑賞 )+( アトラクション体験 ) となったわけで、少々下駄を履いた状態での鑑賞でしたが。(その分、☆が多い?)

「トップガン マーヴェリック」、前作があったからストーリーが成り立った、そして前作から35年というタイミングが必然だったといえるでしょう。 まあ、作品中の敵がどんな組織だとか、どこの国だとかはどうでもいいんですね。 標的がウランのプラントとか、爆撃なんて超危険なんだけど、そこも結構どうでもいい扱い(苦笑)。
とにかくヒコーキ野郎にアピールするポイントが満載なんですよね。 飛行訓練、実戦に時間をかなり割いているし、それだけでなく、友情、努力、勝利、恋愛、信頼……あ、某少年マンガ雑誌の鉄則じゃないけれど、エンタメ作品必須要素がきちんと入っていますから、間違いないんです。
そして、前作から引きずっていた登場人物それぞれの心の傷を、このようなやり方で修復に持っていくとは、回収の仕方がお見事。 観終わってスッキリ! さすがのハリウッドエンタメ作品、大ヒットも当然ですね。
あんなにカッコいいトム・クルーズ、本当に還暦?

音楽、前作のテーマを継続して使っているのが良いです。 ここでこの曲くるよねー、というのが刺さります。

そして、きっと続編(的なもの)があるのでは?と思しき映像が? その時、トム・クルーズがどう絡んでくるのかな?