ユキ

サンキュー・スモーキングのユキのレビュー・感想・評価

サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)
4.5
私事で恐縮ですが本日22歳になりました✌✌
喫煙者ではないですがthank you for smoking✌✌をレビュー致します。


センスある。
風刺としての質の高さとユーモアとのバランスが最高。
ジェイソンライトマン流石。

世界には常に想像が及ばないくらいの種類の職業があって、どんな職業であっても誰かの生活を支えてるのは事実。
たとえ煙草の購買推進のロビイストであっても、その仕事が彼を食わしている。
この映画が凄いのは煙草=社会悪 のテンプレを今更こっち側に押し付けてくるんじゃなくて、you be the judge とか the choice is yours をあくまで根幹にしているところ。
善悪という価値観が煙草とか何かに対して生まれるとき、どうしても善の立場にいることがマストのように考えてしまうけど、自由意思あってこその人間。
人間活動ってやつは矛盾だらけだなあと思った。
数字グラフ広告スピーチ 毎日少しずつわたしは影響を受けながら生きて、わたしが日々している選択ってわたしが行ったことになるのかな。
煙草の煙がグレーであるように何にでも白黒つけられない。
ユキ

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