このレビューはネタバレを含みます
ストーリー、映像、音楽、脇役は良い、
でも肝心の主役、バク&マルコがあかん。
東出氏…薄っぺらく、エセ関西弁が浮き、
ツッコミシーンは寒すぎて鳥肌ものだった。
唐田さんの演技は、最初は違和感があり全く共感できなかったのだが、
バクの車に乗ってから、ぐんと良くなった。
携帯を投げ捨てるわ、突然帰るというわ、滅茶苦茶だけど、
この心境、なんか分かる。分かってしまう…
この手の過ちは、大小あれど、皆経験があるのではなかろうか。
アサコは、感情の読めない表情が多かったが、
素なのか演技なのか正直よくわからなかった。
唐田さんの演技、もうちょっと観てみたい。
「旦那とは別の人やで」by岡崎の母ちゃん
このシーンが個人的ハイライト。
ハルヨのかすれ声と関西弁は、スナックのママ感あって良かった。
首のスカーフもシンガポール人の妻という感じでハマってた。
ハルヨが出ているシーンだけコントみたいになっていたのは、ご愛嬌か。
アサコの行動は、まさに猫そのもの。
ラストで飼い猫のチンタンと再会したシーンでふと思った。