アキオ

寝ても覚めてものアキオのネタバレレビュー・内容・結末

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

濱口さんの作る映画は絶妙な雰囲気を出すのが上手い。気まずい雰囲気とか日常のさり気ない一瞬の再現度が高いよな笑
そこがすごい好き。静寂と言う音を大事にする所がポイント高い。照明の当て方も撮り方も言うまでもないけど笑

いやーこれは嫌やなぁ、、、今の俺は一切期待もしてないし、とったと撤退戦略取る人間やからそっすかにしかならへんけど、過去の俺やったらさよなら確定演出やな。
ゴースティングするとことかマジでやられたら辛いな、、、とは言え、朝子の行動は麦のミラーリングしてる気がするから気持ちはわかる。モロッコみたいな展開になるかと思ったけど、違ったのが意外。安定より不確定をとる気持ちはスリルあるし、ワクワクするからすごい分かるけど、ほんまに向き合いたいと思う人に対して、裏切りとか相手の気持ちを無碍にするのだけはやったらあかんと思った。
大切な人の大切な瞬間こそ、一緒に過ごさなくてはいけないのでは?朝子は大切な人の大切な瞬間に誰一人として立ち会ってない。まあまあ絶許度高いギルティー犯してる。正味しゃーなし受け入れて貰えはするだろうけど、明らかに心理的な距離を取られ続けるんやろな。輪に入りきれてない感は絶対に残るやろし、この先まあまあしんどいと思う。倫理観とか罪悪感とか一切ないタイプなら大丈夫やろけど笑

一度決めたら最後まで意志を貫く。
言葉の表現と言い方には気をつける。
関係性を修復不可能にするレベルの相手が一番傷つく行動は取らない。
これらを反面教師にするには最適な映画だと思う。
朝子も麦も他人を都合よく使ってるなって印象を持った。フィーチャーされて悪く見えてるだけなんやけど、他者の善意につけ込んでるように見えてしまう。本心でそう思ってるならそんな行動はしやんやろし、、、

取って付けたようなミナミの言語が違和感しかなくて嫌やな、、、もっとナチュラルにやって欲しいな、、、なんやろ、ふとした瞬間にナチュラル標準語イントネーションが出ると言うか、意識してアクセント変えたとしても棒読み大阪弁になってる印象。感情が入ってへんというか、、、
逆に東北系はナチュラルネイティブなのなんでなん笑笑

錦糸町出てきたのが鮮烈に印象に残った。そして、懐かしのtofubeats。
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