U子

寝ても覚めてものU子のレビュー・感想・評価

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
3.8
「不気味なものの肌に触れる」という作品を以前みて、その時も不思議な空気に包まれたようにみいってしまったが、今回の作品も、何かわからぬがずっと集中力が途切れず釘付けになっている自分がいた。
同じ顔をした男を愛してしまい、その狭間で揺れる朝子。唐田えりかが、朝子の役にぴったりとはまっていた。
川のそばで出会った麦と朝子。
川のそばで生きていくと決めた良平と朝子。麦と別れ、良平と出会い、また麦と再会する。良平のことを長いしあわせな夢をみていたみたいと語る。防波堤の前で、良平の大事さに気づく朝子。
波を前に一人で歩く。
川や海や雨がうまく使われている。
静かにみている人に、染み入ってくるような。
最後に汚い川やと言う良平、
汚いけどきれいと言う朝子。
面白かった。
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