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寝ても覚めてものwhitelilyのレビュー・感想・評価

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
3.8
小説は未読。でも大好きな柴崎友香さん原作ということで鑑賞。

なんでや…なんでや!!朝子おおおぉぉぉぉぉぉ〜!!

ってなったけど、すごく好き。

柴崎さんの描く女性像はすごくリアルで共感できる。
自分の思い描く自分と現実の自分って大抵かけ離れてる。理想の自分像に少しでも近付こうともがきながら生きる不器用な人間の姿に自分を重ねてしまう。

正しいと思っていた人生の道筋、平凡な平穏な日々。
幸せな日々よりも刹那的な、感情に流されてしまうのは何故だろう。考えるよりも先に衝動的に。例え過ちだと心が叫んでいても抗えない一瞬がある。人間って複雑なのよ、こと恋愛においては著しく。

一人の女性として成長していく朝子が痛々しくもひたむきで。何もかもを背負っても捨てることの出来ない大切な人。人生を選択した朝子に幸あれ。

原作も近々読もうと思う♪
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