ぱるみん9999

寝ても覚めてものぱるみん9999のレビュー・感想・評価

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
3.5
熱に浮かされたように寝ても覚めてもひとりの人を思う時がある
思春期の恋は、些細なことを運命だと思い込み、気まぐれや単なるわがままで振り回すような相手であっても、とてつもなく魅力的に感じることがある
一度恋に落ちると、夢遊病者のように相手に引き寄せられ抗うことができない
その恋に破れても、雑踏の中で面影を追い、どこか似た人を好きになることがある
けれど現実ではそれは完全な別人だと知っている
心の中に隠し続けて棺桶までもっていくくらいの決意が必要だ
自分のエゴで目の前の現実の人を傷つけてはならない
嘘でもあなたが一番好きだと言わなければならない
けれど再び過去の恋の相手が目の前に現れたら?
きっとすごく会いたい、どんなに待っていたか告げたい、もうすべてどうなってもいいと思うかもしれない
どうなってもいいと思うなら戻ってはいけない
戻りたいなら行ってはいけない
濁流に人生をみることはある、自分の足でしっかり立っていないと流されるだけだ
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