私の価値観なんて指先でプチッとつぶせてしまえるくらいに巨大な作品だった。好みを言ったら、演技だって、映像だって、音楽だって、まだまだ良くできそうな気がするけど、そんなことしなくたって完成されているのだから、私の感覚がお門違いなのは言うまでもない。
ストーリーラインを追っかけながら、次の展開を予想してみても、ひとつも当たらず、意外な展開に興味だけがますます膨らんでいくばかり。想像力と観る者への情操操作の巧さの勝利。噛めば噛むほどに味が出た。私的な2018年度邦画最優秀作品賞に決定! (●'ᴗ'●)✧