全部夢なのかもしれない。
人間の肉体的生と死と心の生と死の境界線、恋と愛を彷徨うようなラブストーリー。
私は昔あまりに好きな人が出来ないので検索した。そこに「妄想しすぎると恋人できません」と。なるほど。
好きな人って理想ではないのよね。
以下盛大にネタバレしてます↓
麦は何者なんだろう？
冒頭から朝子は麦を追いかけていた。
その理由は語られない。
麦は最初から朝子を受け入れた。
バクは夢で朝子は夢から覚める時間。
朝はグッモーニンの朝だから。
眠はいつか覚めるのだろう。
最初に朝子が眠るシーンの朝、麦が初めて朝子の前から消えた。
麦と朝子運命的とも言えるが最後まで見ると夢にも思える。夢を現実にしてくれるのが周りの友人ら、彼らはとてもリアルだ。
だから朝子は東京へいき彼らを捨てたのだろう。
バイク事故、麦は生きていたのかな？
東京で朝子は亮平と恋に落ちる。
顔が一緒だけど、亮平と麦は全然違う違う。だから困るのかもしれない。
麦が夢の人だったとわかってしまう。
朝子は何故東北に行くのだろう？
3.11を経験したから？
朝子に家族はいるのかな？
麦とは死に近い日々
亮平とは生に近い日々に思える。
朝子が最後岡崎に会いにいく。
麦が現れたのは岡崎に会いに行ってって意味だったのかもしれない。
バクとの一夜を通して朝子は亮平と辛くても生きると決めた。
キラキラした日々は終わった。
あの家で。生きてほしい。
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主演の東出くん唐田さんの存在の魅力はもちろん。特に後半の亮平は東出くんの魅力がでてたな。
演技面では圧倒的に友人らのリアリティが素晴らしかった！！
特に、春代と岡崎の生きる姿に再会しない事には朝子は亮平と向き合わなかっただろうし。
春代のメールとマヤの電話の違いも面白かったなー。
映画を観ている側としても朝子、亮平、麦の関係だけだとちょっとモヤモヤしてしまったかも。
青春映画だと認識もしていて。撮影でキャストが仲良くなったのも頷けるし、映画を越えて現実でも何が生まれてしまう映画だったのかもしれないなとは思う部分も。
良し悪し別でね。
