ごーれむ

さよならの朝に約束の花をかざろうのごーれむのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

マキアがディタの息子に手を掴まれ、かつてのエリアルは助けを求めていたわけじゃ無くただの反射であった。そして自分がエリアルを守っていただけじゃなくて守られていたのだと気づき、自分は真の母親にはなれないと悟ったように見えた。その間、父親となったエリアルはマキアの愛情に気づき心からマキアを心から母と認める。
2人の心が交叉し、お互いに想いを打ち明け合うところにカタルシスがあった。その後人生を生き抜いたエリアルの死に際に会い辛い別れだけじゃ無いことを証明し、冒頭の言い伝えを覆して終わる。緻密な台本だった。

長寿は遺伝しないはずなのにハーフの男が歳をとっていないのは何故だろうか。愛のある2人の間に生まれなければならないなどなにか設定がありそう。