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さよならの朝に約束の花をかざろうのGINのレビュー・感想・評価

3.7
不思議な世界へ誘われた感覚だ。

見た目が子供のまま数百年間生きることができる長寿の一族イオルフの民。
戦乱の中、イオルフの少女マキアは戦争で親を失った人間の赤子エリアルと出逢う。
マキアはエリアルを育てる決意をする。
年月が過ぎても見た目が変わらないマキア。
少年から大人へと成長していくエリアル。
二人の関係は少しずつ変化していく…

どこか静かで、どこか物悲しく、穏やかで美しい作品だ。
とにかくマキアは優しくて真っ直ぐで健気な少女。
手を握る感触…温かさ
登場人物達の言葉やエリアルの成長を通して、普遍の愛、無償の愛が伝わってくる。
「あの花」の岡田麿里さんらしい作品でした。
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