リリアソー

さよならの朝に約束の花をかざろうのリリアソーのレビュー・感想・評価

3.5
エルフっぽい人が、人間の子育てをするお話しです(^^)

エルフっぽい人や、ドラゴンっぽい生き物はいても魔法とかはない硬派ファンタジーでした。

同じファンタジー×子育てジャンルのアニメ映画には「おおかみこどもの雨と雪」等も過去にはありましたので、そちらの作風と比べてみるのも面白いかもしれません。

折角なので「おおかみこどもの雨と雪」と、ちょっとだけ比較しますー。

本作も「おおかみこども」同様に、母親の存在が美化されています。しかし本作はリアル日本が舞台の「おおかみこども」と異なり、明らかにファンタジー風中世の世界が舞台の為 、母親の存在は『美化された世界の中の美化された母親』で より違和感ないキャラクターとして仕上がってるように思いました。また、子離れ親離れまでが「おおかみこども」の話の主軸だとすると、本作は子離れ親離れの『後』が主軸のようにも感じました。
本作と「おおかみこども」はジャンルが似た作品ながらも、どこにリアリティーを置くか、どこに話の主軸を置くかで全く似ていない作品になったのが面白かったです。
・・・息子君に対して多少イライラするのは似てましたね。

見易さ★3
息子君へのイライラ★3