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ヴィクトリア女王 最期の秘密のaririのレビュー・感想・評価

3.7
特に見る予定はなかったのだけど、他に見たい映画がちょうど時間に合わず、スティーブン・フリアーズ監督の英国時代モノなら面白いかな?と鑑賞。

2010年に発見されたインド人アブドゥルの日記に基づいて作られた映画。女王と侍従の静かな深い絆…みたいのを予想してたら、中盤までは意外と俗っぽく?分かりやすいストーリーで、コメディタッチな展開には周りからかなり笑いが起きていたw

女王がアブドゥルと目が合った瞬間からの、恋始まりました!な感じ。可愛いw確かにあんな異人種の長身で博識で忠実なハンサム青年が来たら生きる気力湧くよなー、と思わず女王に共感w

しかしそこは天下のジュディ・デンチ。暴走まっしぐらながら、おべっか使いの臣下からの苦言にピシャリと返すシーンはさすがの威厳のある正に女王そのもの。友人のモハメドは気の毒だし、アブドゥルの思いももっと知りたかったけど、当時の公の場での振る舞いとしてはあれが限界だろうなぁ…。後半が若干バタついた印象だけど、女王陛下の偏見のない向上心溢れる知識欲は素晴らしかった。


今期は英国女王の映画が立て続けに公開されるので色々楽しみ👑✨
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