バルト9での監督登壇ありのプレミアで観てきましたよ。ドキュメンタリーっぽさとおとぎ話っぽさの絶妙なミックス、決して甘すぎず、辛すぎず。カラフルなモーテルと凝った意匠の店、ハイウエイを走る車のスピード。すごく辛いのだけど、フロリダの気候のせいなのか刺さってくる感じはない。ただ、沈殿するような、つらみ。最後の数十秒でダメ押しされた。隣のお姉さんは号泣してた。今回35ミリで撮影ということで、こっちの方が絵は好み。被写界深度とか。監督はシュッとした東海岸のアーティな人という感じです。変わったテイストだなー。社会派！というのでもなく、すごくとんがってるとかでもなく、前のめりでもなく、淡々としてるというか。
