フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法の作品情報・感想・評価・動画配信

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法2017年製作の映画)

The Florida Project

上映日:2018年05月12日

製作国:

上映時間:112分

ジャンル:

3.7

あらすじ

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』に投稿された感想・評価

xo

xoの感想・評価

3.7
貧困、犯罪、売春などというと、やろうと思えばいくらでも辛い話にもできるし、逆に幸せとは何なのか?を問う話にもできるところ、本作はそういった明確な方向づけをしていない。ただ淡々と、モーテルにおける大人たちと子どもたちの日々の暮らしが描かれる。

社会的弱者の人々に感情移入させようともしないし、金持ちと対比したりもしない。「この暮らしこそかけがえないものなんだ」って言うこともせず。これを見ると、是枝監督は色んなことを言葉で言い過ぎだし、作り手側のドヤが鼻につくと感じる。

なにかを煽らず、自然な形でメッセージを伝えようとしている。抑制的だし、ひとつの行動の意味を伝えるときも間接的な表現に終始。
お風呂のシーンの光景(と音)の変化だったり、水着での自撮りだったり、花火を河原から眺めるのだったり。
ドキュメンタリー風のタッチからしてそう。ワイドショットやフィックスの多用によって、見る方が安易に感情移入することを避けている印象。

全体を通じて、物語は散文的な調子で進行していき、大きなドラマや驚きがあるわけでもないため、眠くなるところではある。ただ、1回見るだけでは気づけないくらいの情報量があるし、無駄なシーンがない。細かな演出が、のちのシーンにつながっていたり、やっていることが細かい。よくできた映画。
なんだこの映画、よすぎる
映像から気温、湿度、匂いまで伝わってくる。人間の感覚の隙間に入り込んでくる色味。全員演技が上手い。誰も悪くないのに悲しい。
アメリカにいたときのことちょっと思い出した
アメリカにしかないピンクと水色と紫なんだよね〜
社会の片隅で生きる人々の日常を、少女の視点を通じてカラフルかつリアルに映し出す。アカデミー賞助演男優賞ノミネートほか、多数の映画賞を席巻したドラマ。
夢の国の隣にある非情な現実。最後に見せた涙のあとに笑顔はあるのか。
モーテル・フューチャーランドとマジックキャッスル。支配人ボビーとヘイリー&ムーニー母娘。ツバ吐き。機械室侵入。タダアイス。香水路上販売。空き家放火。マジックバンド。児童家庭局。こちょこちょ怪獣。部屋番号323。「なんでこの木が好きだと思う?倒れても育ってるから」
だま

だまの感想・評価

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どんな環境にも逞しく順応する子ども達の姿に感嘆しながらも遣る瀬無さが募る。娘への愛情も彼女なりに懸命に子育てしてるのも真実。でもそれが娘の未来の幸せに繋がっているのか。母娘を引き離すのが本当に正しいのか。答えは見つからない。ラスト涙が止まらなかった。

厳しく優しいボビーの存在が唯一の救いだけど。彼が感じている無力感を思うと非常に辛い。ウィレム・デフォーさすがの存在感。ムーニーを演じた子役の演技が素晴らしすぎる。どこから見ても見事なクソガキっぷり。演技してる感がまるでないぐらい自然体。ラスト近くの激しい感情の爆発にも圧倒された。
troll

trollの感想・評価

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ずっと明るくてずっと弾けてて、ずっと脆くてずっとじんわり苦しかった

誰1人残らず、日々を穏やかに、ただ愛してる人と、ただ暮らせる世界なんてもう二度とこの地球にはないのだろうけど、いつまでもそんな世界を見てみたいと思うのは、すごく傲慢で、怠惰で、自分に嫌気がさしてくるな

最後、やっと、ムーニーが泣いてから、そこまで見せてたあんな笑顔がこの世にいくつもあると思ったら苦しかった

どこへ向かっても行き止まりだな、
倒れても育つ木になるしか道がない
隣人の幸せをジャッジしない、優しい視点の映画。受容っていう感じ。
ストーリーと裏腹に映画の醸し出す、女神的な暖かさに癒される〜

こんな雰囲気の女の子小学校の頃いたかも。
仲良くなれなかったけど。
なるほど、今思えばこんな家庭環境の子だったかもしれない。
小中、その遠慮のなさというかエネルギーで、幅利かすけど段々、みんなのいく軌道から落ちていってしまうイメージだなぁ


最初はこんのクソガキって感じだけどだんだん当事者のように感情移入していく作りがいいなと思った。
 
無理にポジティブに、するわけでも暗くするわけでもなく、
現実が一番辛いというような。
それでも確かな希望のある映画でした。

正直テンポゆったりで退屈だったけど最後のシーンが美しくて切なくて脆くて、うるっとなった
映画のジャケットに惹かれて鑑賞。
私は好き!って思えた映画。胸があったかくなる親子映画というよりかは、貧困層のリアルを伝えている映画。なんといっても子どものパワフルさと無邪気さがいい!
あと、ホテル管理人のボビーも物語のミソ。管理人という責任も持ちつつ、住人たちを気にかける一面もあってすごく人情の厚さを感じた。
結構前にみてた。
ウィレム・デフォーがいい人な映画は名作の法則🥲🥲🥲🥲🥲🥲

子供からみた大人の描き方がかなりリアルでプロジェクトに入れないレベルの貧困でも
本人は案外のびのびしてたり母親好きだったり。今が続けばいいのに、その日暮らしにはいつか限界がくるのがこの世界の悲しいところだ。

カラフルなものってけっこう安価に手に入るんだよな。でもディズニーランドはまとまった金がないと行けない。
4年前くらいにDVDで
最後のあたりの、
私が母親失格?fuck youーーーー!!! 
のシーンめっちゃいいのよ
ムーニーの無邪気さが可愛らしく、首尾一貫悪戯している。パステルカラーが印象的で画は綺麗。最後のラストがオシャレであるが私は魔法にかからなかった。
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