「夢の国」そうも呼ばれるあの場所は単なる楽しいテーマパークではなく、大人の事情で捕らえられることを拒んだムーニーの逃げ場だった。
きっと、あのあとどうなったかは関係ないのだろう。これは、子どもからみた世界だから。
毎日一緒にいるけど娘をわかっていない母親と、毎日仕事だけど、息子をわかっている母親。本当に子供のためになるのはどっちだろうか。きっと、後者だろう。
働く術を身につけたものは強いが、それがないものは生活していくために奈落へと進みざるを得ないのだろうか。
どうかそんな親の元でもしっかりした子に育ってほしいと思ってしまった。
夢の国とはなにか。本当の意義とは。
それがわかった気がした。