貧困は不幸に違いない、劣悪な環境はこどもがかわいそう、とか、本当に勝手な偏見だなと脳みそに訴えかけられた気がしました。
美談にするのは良くないと思うしやってることは褒められた事ではなくても、想いはあるんだぞ、当たり前の事がお前はわからなくなっているぞと諭された気持ちです。
貧困層を描くときよくありがちな「不潔さ」「暴力」「性描写」が、夢の国だからこそ・こども視点だからこその美しい背景と親の優しさによってできる限り守られていたことに、この映画の愛を感じました。
ラストシーンは、こどもが親を想う気持ちと、ともだちを想う気持ちがギュッと詰まっていて、じわじわと感動が全身にしみわたってきました。
しかし演技と思えないこどもたちにびびります。すごすぎ!!