このレビューはネタバレを含みます
今を時めく俳優たちの映画デビュー作を観てみようシリーズ『あの人は昔』、イーサン・ホーク編。
「僕らは何億年も前の星の光を見てるんだぜ」
三人の少年たちの大冒険。
イーサン・ホークのデビュー作にして主演作。そして同様にリヴァー・フェニックスのデビュー作でもある。
恐怖心よりも好奇心の方が勝るベンと、頭がいいがゆえに、危険や不安要素など様々なことを考えこんでしまいがちなウォルフガング、そして比較的落ち着きはらっているダレン。この三人のバランスが非常に良い。
手作りの宇宙船を作ってテスト飛行する流れまではワクワクする。
そしていよいよ宇宙へ! ……と、ここからの展開が予想の斜め上を行っていてビックリ。
正確に言うと、異星人のキャラ設定に開いた口がふさがらなかった。いや、何なんだこいつら。特に緑のやつ、言ってしまえばTVショーの真似事をしているだけなんだけど、とんでもなく強烈な個性。そりゃあイーサン・ホークも笑うしかない。
まあとにかく、イーサン・ホークが美少年。ちょっとしたロマンスもあり(個人的にはこのロマンスは不要だと思うが)、デビュー作にしてキスシーンも。いい役もらえたなあ。
眉間にしわ寄せて渋い顔すると、現在の彼の顔立ちに近づくね。