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朗かに歩めのmikuのレビュー・感想・評価

朗かに歩め(1930年製作の映画)
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昭和5年の日本にこんなフィルムノワールがあったとは。本場の作品と違うのは、義理深い弟分が最後までいいやつすぎて、裏切りなしのハッピーエンド。義理と人情かな。ファムファタールも出てこないし、愛の力で男は堅気になっちゃう。モガのお手本、伊達里子様はただの悪女のように描かれているけれど、世の中も洋装する女子のこと不良だと思ってたのかしら。にしても、妹を車で轢き逃げしようとした相手に恋するなんて、そんな無茶な。鎌倉の大仏のすぐそばに車を停めてるのが最大の衝撃だった。
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