抹茶マラカス

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリスの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

3.2
100markごとに名監督。2200本目、今回はドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマンをチョイス。

とにかくナレーションとかそういうの無いタイプの疲れるドキュメンタリーでした。それでこの長時間!映画館の方が絶対にいいやつ。
さて、てっきりニューヨーク公共図書館という1つの図書館を扱って、もっとレファレンス業務とか知の結晶としての図書館の話かと思ったら、分館がたっくさんあってそれぞれ追ってるから長くなったな、という印象。もっと本館の話を見たかったというのが正直なところ。ただ、日本の図書館以上に公共のインフラとして、重要な社会資本としての図書館の意義が語られる。公共であることの意義とお金の難しさ、図書館にこれだけの役割意識を持たせるお金の使い方を日本はしているだろうか。