レザーフェイス

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリスのレザーフェイスのレビュー・感想・評価

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民と公を考える。ニューヨークにとって正に名前の通り、パブリックプレイスとして成立している図書館という存在。
日本のイメージするものとは違う、あくまでアグレッシブであり、言えば地域を支えるインフラとしての役割をしているのがよく分かる。
人間の欲求といえる、学ぶこと知ることを。
音楽・文学・政治・宗教・人種・歴史を図書館は知るきっかけを与えてくれる。
ワイズマンは、それを論じる側だけでなく、メルティングポットであるニューヨークという、街の様々な人々の顔を写し出す。
間違ったもの理解や虐げられるものに対して、光を与える見事な場所である。