刹那であって永遠
あの日のふたりは
確かに一目で惹かれ合い 分かり合えた
けど 夢見がちな男と現実的な女
一日中曇り空...みたいな映画ですが
雰囲気が何とも言えず沁みる
アントン・イェルチン(めちゃめちゃ老けてたけど)
彼は歳を重ねてもきっといい名脇役とかになってただろうな
なんとも絶妙なナイーヴさと枯れっぷり
あらゆるフィルムを駆使して撮影された映像と切ない音楽が印象的
見つめ合い横たわる二人の姿は完璧だ
なんとも辛気臭い話なんだけど
私にとっては本当に不思議な魅力のある雰囲気作品
気分的に沈むけど 時々観たくなる
なぜなら 絶望のなかにほんの少しだけ希望が見える気がするからかも