美しすぎるポルトの街を背景に少し異質なラブストーリー。フィルムの粒子感が物語をより刹那的な世界観に引き込んでゆく。アントン・イェルチンの遺作となった本作、ゲイブ・クリンガー監督とエグゼクティブプロデ…
>>続きを読む人生における記憶は上書きやアップデートして無意識に折り合いを誰もが少なからず何かしらでしている。潜在的にもぐらせてしまうとトラウマになる。思い出は、もう破れ捨て置いた本の場面を思い出すようなものでい…
>>続きを読む夜更けから夜明けへと移り変わる中で描かれる光と影――照明や月明かり、柔らかな陽光などを巧みに使った映像表現が印象的。シーンごとの調光が静かな詩情を生み、まるで夢の断片を覗いているような感覚を味わえた…
>>続きを読むポルトガルの街並みとマティがタバコの火をつける瞬間が良すぎる。後半は長尺濡れ場だけど美しさと勢いと裏腹の儚さみたいなのがそこはかとなく感じ取れて淋しさもあってよかった。いや実際おっぱい撮るの上手い。…
>>続きを読むたった一夜が永遠になる夜。
ジェイクの不器用な孤独と荒らさ、マティの静かな諦めと脆さは重なるようで交わらず、触れた記憶だけが美しくて痛い。
奇跡のようで何よりもリアルな夜。ポルトガル。石畳の冷たさ。…
恋の記憶って美化されがちだけど、これはちゃんと苦かった。愛だったのか、寂しさの延長だったのか。壊れそうな眼差しと、すれ違うタイミングがずっと胸に残ってる。
展開はゆるくて、話の輪郭はぼやけたままなの…
製作総指揮ジム・ジャームッシュ
ということで鑑賞
偶然に出会い惹かれ合った2人の、
儚くも切ない一瞬を切り取った恋愛モノ。
男(ジェイク)・女(マティ)・そして2人と、
それぞれ視点を断片的に時…
2025/4/12#42シビれた。アントンの哀しみで、すでに揺らいでる心に、ゆったりジャジーにそれでいて詳らかに明け透けに、みたいなエロス。会ったことないのに心の内をさらけ出されてしまったみたいな。…
>>続きを読む(C)2016 Bando a Parte - Double Play Films - Gladys Glover - Madants