非常に骨太でエンタメ性が高くて、国家事業の闇を暴こうと規模も大きい新感覚ドキュメンタリー作品。
ドキュメンタリー作品ながら、意図しない方向に話が転がっていき、一級品の壮大なサスペンス映画としても完成度が高い。
劇映画かのようなロシアによるウクライナ侵攻へとすべてがつながり、暗殺への恐怖と陰謀の末に、ある決断をするひとりの男の生き様に圧倒され、オリバー・ストーン監督「スノーデン」よりもコチラの作品の方がドキュメンタリーならではの緊張感、臨場感が数段上なので劇映画とは違う凄みを感じる事が出来ました。