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ミスミソウのRのネタバレレビュー・内容・結末

ミスミソウ(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になっていて観たかった作品

ミスミソウなんて綺麗な名前の花のタイトルなのに、中身は胸糞悪いイジメから始まって、復讐劇が繰り広げられるバイオレンスな展開
そんなバイオレンスな内容なのに、雪の振るシーンとかはとても幻想的で儚くて、いい意味でアンバランス
そんな美しい雪の中で血が飛び散る景色は、とても異様で綺麗だった
雪の純白と鮮血の緋色は、何故こんなにも映えてしまうのだろう

野咲に対するイジメが始まった原因は、やっぱり東京から引っ越してきたことで疎まれたのが発端なのかと思いきや、原因は別にあったしその原因もまた気持ち悪いただのメンヘラ的思考なのもこの映画を気持ち悪いものにする一因なのかなと思った

登場人物のほとんどの人が歪んでいて、学級崩壊とかそんなレベルじゃない
中学生特有のなにかに縋ってしまったり依存してしまう心情が上手く取り入れらている
ただそれが行き過ぎた結果、イジメに繋がってるしまったのだと思う

殺し合いのシーンが多々あるので、スプラッターなどグロい内容が苦手な人は見ないでください
何度悲鳴あげたことか…笑

忍耐強くあることが正解では無い、全く美しくない素晴らしい映画でした
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