Nyantaro

ミスミソウのNyantaroのレビュー・感想・評価

ミスミソウ(2017年製作の映画)
2.0
ホラーは好きでもないのに血迷って見てしまった。

やはりあかん。ツッコミどころも満載。あんなに血まみれになっても誰にも見られずに家に帰れるのか? 変えれたとしておじいさんに見られないのか? 行方不明者を真面目に探さんのか? あんなグサグサに手を刺されて卒業式のときにあの程度の包帯? 首絞めている間に刺されるやろう⁈ 偶然凶器となるものがなんども倒れたところにあるわけないだろうとか…

スミスソウのタイトルはセンスがいい。雪割草の別名。この花の花言葉は、いろいろあるが、この映画に込められている意味とシンクするのはは、忍耐、内緒、悲痛、期待、和解、清い心、少年時代の希望、あなたを信じます、慕われる人。

春になればわかるよ(雪が解けて死体が見つかるという隠された意味を込めた)という春花が相場に言うセリフはまさに雪解けの頃に雪の下から顔を出す雪割草を重ね合わせている。

あと、雪割草でなく敢えてスミスソウを選択したのには、”ソウ”を想起させることも計算されていたのでは、こういう意味でもタイトルは成功と言えるであろう。
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