ミモ

ミスミソウのミモのレビュー・感想・評価

ミスミソウ(2017年製作の映画)
3.5
邦画には珍しいくらいのド派手なスプラッター!何も予備知識なしに見たので、何が始まったのか理解するのに少し時間がかかった。痛々しい暴力満載だけど、雪の白と血の赤のコントラストが美しかった。雪の降る表現や何気ない遠景も美しい。
娯楽のない田舎町。家族のギクシャクや日頃の鬱憤の矛先がイジメという暴力へ向かう。イジメていた親たちの反応、子どもが加害者になった時の親の反応もそれぞれで「自分ならどうするだろうか?」と考えさせられる。
この監督は他にも「加害者の親ならどうするか?」という視点で映画を作ってるようなのでそちらも気になった。

役者たちの演技も(漫画ならではのぶっ飛んだ展開ながら)よく、狂気を感じられた。
邦画ホラーには珍しいスプラッターなホラーにワクワクさせられた。丁寧なイジメや学生の難しい心理描写も素晴らしかった。
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