ブラックユーモアホフマン

ビール・ストリートの恋人たちのブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

3.7
まあ『ムーンライト』の方が好き。
長年温めていた企画ということで、なんかちょっと考え過ぎてる感じがする。
話は何も前進しなくて、過去と現在を交互に見せながら、ままならない現実について描くばかりなので、映画的な脚本じゃないな、なんて思う。
撮影、照明、美術、衣装は美しくて良かった。
主演の2人はフレッシュでチャーミング。キキ・レイン、とても美しかった。
脇を固めるキャストが豪華かつ好み。ディエゴ・ルナ、デイヴ・フランコ、ペドロ・パスカル、フィン・ウィットロック。良い顔ぶれ。
特に「アトランタ」ファンとしては、ブライアン・タイリー・ヘンリーが登場するところはファニーと同じように嬉しくなった。
この作品の憎まれ役を一手に担っている警官役のエド・スクレインも憎々しくてとても良かった。
レジーナ・キングは、もちろん良いんだけど、でもこれがアカデミー助演女優賞なんだ?という気はした。