青豆

スリー・ビルボードの青豆のレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.7
この作品から何を受け取るのか、というのが自分にとってはなかなか難しかったところがあるけど、"善と悪は表裏一体"ということだろうか。
ミルドレッドの気持ちは痛いほど良く分かるし、寄り添いたい気持ちではあるけれど、アンジェラの生前死後問わず彼女の言動には同調しかねる物が多々あったし、反対にディクソンは前半本当にロクでもない野郎だったが、一つのキッカケで正しいことをしようとし始める姿には引き込まれた。

純粋な善も、反対に悪も存在しない。
レッドがディクソンにオレンジジュースを差し出すシーンがその事を凝縮しているようで、一番好きなシーンとなった。
描かれていないラストシーンをどのようにイメージするかだけど、わたしは2人に"成し遂げて"欲しいと思ってしまう派の人間です。

ここにもルーカスヘッジズ君が登場した事を備忘録として書いておく。
青豆

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