現実の苦いところだけを煮凝りにしたような映画だった。最初から最後まで仄暗いトンネルの中にいるような内容だった。
最後の締め方が作中の中で数少ない希望のシーンかも。
個人的には告白と赦しがテーマなのかなと思う。
汚職、怠慢、職権濫用、暴力、差別、妄信、不条理…
人間の汚いところが沢山出てきて心がしんどい時に見たら一気に持っていかれる作品だったな…
罪を犯した側は罪を告白し、
告白された側はそれを赦す。
これができるかで負の連鎖を止めることができるのだろうけれど、罪の重さによっても話は変わるからうーーーーんと思いながら鑑賞していた。
ある種全体を通して反面教師的で、
道徳を守り、後で後悔するようなことはしない。愛するが故に盲目的になる自分を律すべき、等々…
解釈できる……できるが………
視聴感しんどいわ！！！！！！！
