今回4回目の視聴。
やはり傑作。かなり重いストーリーなのだが、魅力溢れていて愛すべきキャラクターや哀愁のある音楽、温かい木漏れ日、美しい風景、絶妙なタイミングに詰め込んでくるギャグなどが「優しさ」や「暖かさ」を生んでいる。
この重いストーリーと「優しさ」、「暖かさ」のバランスが鑑賞後の何とも言えない余韻を生み出してるのだと思う。
あと、外せないのは癖が強いキャスト達の高い演技力。アカデミー主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドとアカデミー助演男優賞を獲得したサム・ロックウェルの演技はもちろん、他のキャスト達も自分の役をしっかり理解して生き生きと演技している感じがしてきた。
「復讐劇」という使い古されたテーマの中で絶妙なバランスを保ち、余韻の残る素晴らしいエンディングに繋げる最高の作品。鑑賞後はコップにオレンジジュースを注いで、ストローを咥えてゆっくり飲みながら余韻に浸ろう!