のぶ

スリー・ビルボードののぶのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.8
この映画は単なる復讐劇ではない
主人公の看板で名指しされる署長は
単なる悪人ではない、市民からの信頼もあつく、部下からも慕われ、家ではよきパパだ
敵視する警察官もそうだ、なくなった父の代わりに家では母の寂しさを癒してる親孝行な息子だ
そもそも主人公の行動が行き過ぎいて、とても善良な市民ではない
そうせずにはいられないのだが・・・。
アメリカンジョークが多くてシリアスなシーンでも笑いが起こる、それがとてもユニークだ。

憎しみは憎しみしか生まないと思っていたが、賛同者による愛は生み出すのかもしれない。

ひとつだけ文句をつけるなら、二代目署長が黒人だからなのか取ってつけたような善良な人なのが残念だ。
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