勧善懲悪。起承転結。
両方の真逆をいく映画。
ただし、決してはちゃめちゃではない。
作品中チェスの例えが出てきましたが、まさにチェスのように愛と怒りが「次の手」となり、流れるように物語は動いていく。次の手、次の手と進む中で最初では想像できないような変化を経て、さらに想像のつかないラストの外へと連れ出される。
リメイクや原作付きが増え、ストーリーの枯渇と思われる中で「まだまだ新しい物語は作れる」という感動が嬉しかった!
そしてこの新しい物語を絶妙なバランスで演じた演者も素晴らしい。
演者にとっても演じがいがあるキャラクターばかりだったんじゃないかな。