観終わってちょうど2時間しか経ってないのにびっくり。3時間の大作を観たような濃密度と疲労感でした。
善悪に色分けされず、一筋縄ではいかない、先が読めないまま進む緊張感が凄まじかった。
三人の登場人物それぞれに人情味がありながらも、安易な感情移入は許されないような2時間。
人間の本性を捉えていて、弱さや愚かさから出るジョーク・笑いもありながら、最後まで哀しみがずっしり残る作品でした。はー疲れた…。
自分たちの未熟さや不寛容に思い至った最後に、彼らはどんな行動を取るのかなぁ…。疲れたけれど、もう少し観たかった。
まだまだアカデミー賞候補タイトルは公開されてないけれど、まさしく人間社会の縮図のようなこの作品が作品賞を獲ったら、面白いかもしれないと思いました。