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スリー・ビルボードのacariiのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.8
他のレビューにもあるように、スリービルボード(あの看板広告)はつまり原始的なツイッター/インスタである、と思ってはいるんだけど、やはり全てがあの小さな田舎町の中で起こっていることであるから拡散力は十分で、且つ大きな看板という物体はネット上よりも温度感や怒りの大きさが表現できているような気がした。総じてこの映画に感じたのは、愛と憎しみに翻弄される人々の血の通った感情の数々で、感受性豊かな私は、個性豊かな町の住人達に大分振り回され大分疲れました。
ディクソン警部はグッドフェローズのジョー・ペシばりの憎めないキレキャラで結果的に好印象。いい子なレッド君との絡み方も絶妙で、随所で脚本すごいなと思ってしまう。
疲れたけどおもしろかった。
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