アカデミー大本命すぎてちょっと期待しすぎた感はある。
アカデミー賞はハリウッド界が今世界に向けて伝えたいメッセージを含んだ作品に与えられやすいものだと個人的には解釈している。
その意味ではララランド大本命だった去年は大統領選でトランプが勝ったことが原因で、ムーンライトが受賞する結果を生んだと思う。
ちなみにこの作品、どうやら大部分において明確にキリスト教を意識して作られた作品らしく、そりゃ日本人には伝わらんわと色々納得。
復讐、罪、赦すことなどが主なテーマだと思うが、その点については先が読めないストーリーで良かった。
監督はイギリス、アイルランドの劇作家としてめちゃ大御所らしく脚本ついてはかなり上手いと思う
黒人差別を意識したセリフや小人症の役者さん使ったりと明らかに多様性を意識しており、賞レース狙ってる感をひしひしと感じる。
見終わった後にジワジワと監督の凄さが伝わってくる作品だと思う。
