スリー・ビルボードのつくみのレビュー・感想・評価

最高に人間臭いドラマ。

話が進むにつれ主人公が移り変わっていく様な、まさかの連続の脚本に完全に入り込んでしまった。
序盤では娘をレイプされた母親による復讐劇かな？と考えていたら、仲間に慕われる人情深い警察署長とアホで暴力的な警官との関わりで大きく物語が動いていき、予想外の展開に圧巻。3つの看板に見立てた３人の主人公の怒りや葛藤と心情の変化を描いた人間ドラマだった。

重々しさはありながらも、観賞後に爽やかな余韻を残す結末。