良心がえぐられた…。 えっ…と思うことが多くて、鑑賞中は物語に集中してたけど…終わってからトイレで号泣。何この時間差攻撃!!初めてです(>_<)
こういう設定は、主人公である被害者の母が正義で周りが悪だったりするけど、この映画は登場人物全員に善と悪があって、観客を動揺させます。悪の部分と善の部分を見せられ、それでもしこれが貴方ならどうする?と、答えの詰まる疑問を投げかけられた気分です。
全員に共感出来ない行動があるんだけど、でも皆辛い立場にあるんです。自分があの登場人物の誰かと同じ境遇になったらってガチで考えてみて下さい。普通の人には理解できない悪の行動、有り得ない決断はしないって言い切れない気がするんです。私なら鬱になって狂う事だけは間違いないです…(*´-`)
終わり方はあれで良かった。あの先を詳しく描かれたら、善か悪かハッキリ答えが出てしまう。出なくていい。
なんだか辛いばかりな内容に思えるけど、温かみを感じられるし、とても考えさせられる良い映画でした。