NAOZY

スリー・ビルボードのNAOZYのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.0
娘を殺された母親が出した看板広告で平穏な町が揺さぶられていくというお話。
良い人と思ってたら実は悪い人だったり、悪い人と思ってたらいい人だったりと、人間の多面性を描いている。我々はついつい人をステレオタイプにはめ込みがちだが、この作品では話が進むにしたがって人物の内面に変化が起こり、観ている我々も見方が変わってくる。男女分け隔てなく股間を蹴り上げる頑強な母親と人種差別者で暴力的な警官が変化していく結果が心地よいラストシーンへとつながっていく。
アカデミー賞の主演女優賞と助演男優賞を獲った2人の演技が見所です。
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